要介護。
親父が今日、退院しました。
やはり、高齢者だと医療費は安いんでしょうか?
23日間の入院と手術もして5万です。
まあ、お金の事はさておき、親父も家に帰れて
ホッとした感じです。
入院前と比べて、やはり体力が落ちたかなって感じです。
でも相変わらず身の回りのことは自分でやっています。
ちょっと大変そうなことも自分でやっていますが
余程の事でない限り、私と妻は手を出しません。
この光景を他人が見たら、きっと手伝ってあげればいいのに!
と思うかもしれませんが、あえて親父のためにも手を貸さないんです。
きっと手を貸すと親父も拒否するでしょう。
私も妻も、そして親父も動けるうちは大変でも自分で!
という考えなのです。
動いて見る世間と寝たきりで見る世間とでは見え方が
違うというのは親父自身もよくわかっているみたいです。
親父には寝たきりの知り合いもいるので動けない
辛さも判っているみたいだし、何よりも
家族に迷惑をかけたくないっていう気持ちが強いんでしょうね。
10数年前の話ですが、私は足を骨折して2ヶ月間、入院したことが
あるんですが、その時の病室は8人部屋で大部分の人が
骨折で入院でしたが、その中に一人だけ寝たきりの80近い
老人が入院していました、詳しくは聞きませんでしたが
脊髄から膿が出て下半身マヒになったとかで
食事も寝たきりの状態で、正に天井しか見えない生活です。
ただ、毎日奥さんらしい人が出勤途中の息子に送られて
病院に来て身の回りの世話をして仕事帰りの息子に
迎えに来てもらい帰っていきます。
気の毒にな!と思いながら見てましたが、
その老人は毎日、寝台に寝かされリハビリにいってるんですが、
寝たきり状態でどんなリハビリをやるんだろうと
気にはなっていましたが、のちに私のギブスが外れでリハビリを
開始してその老人のリハビリの内容がわかりました。
鉄アレーを使って腕力の強化と腕を大きく振って
寝返りの練習をしていたんですよね。
そしてある時リハビリに行っていた老人が寝台でなく
車いすで戻ってきたんです。
車いすにも乗れない状態から車いすに乗れる状態まで
なれた時は同じ病室の患者は拍手でした。
後で聞いた話ですが、老人の自宅を寝たきりの親父のために
バリアフリーに改築中で、老人はせめて車いすに乗れるまでに
したいと一生懸命リハビリをしていたそうです。
その老人、車いすに乗れるようになってからは笑顔が絶えない
老人に変身していました。
ちょっとグッとくる出来事でしたが高齢者も介護を少しでも
家族の負担を軽減させるために努力しているんだと
思いました。
きっと私の親父もそうなんでしょうね!
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